復興事業Reconstruction






RECONSTRUCTION
復興事業
「被災地を一日も早く元気に」
技術力、機動力で全力支援

鈴健興業は2011年3月に発生した東日本大震災からの一日も早い復興を願い、宮城県ならびに福島県において被災地支援を行いました。当時、被災地には津波で流され骨組みや基礎だけが残された建物や船などが放置され、手作業では到底分別できないコンクリートや木材、海水を含み重くなった家財道具など多種多様な災害ゴミも山積みになっていました。その中で鈴健興業は長年培った技術力と機械力を発揮し、特許を取得した特殊な重機等をフル稼働するなど、迅速で効率的な作業を実施。福島では除染に伴い発生した除去土壌などを受け入れる中間貯蔵施設にも重機や人材を派遣して懸命な作業にあたりました。厳しく苦しい活動でしたが、たくさんの笑顔に出会い、世の中に必要とされる会社でありたいという思いを強く心に刻む経験となりました。

東日本大震災 復興事業の足跡
宮城県
年月日 | 内容 | 処理量 |
2011年3月11日 | 東日本大震災発生 | |
2012年7月 | 宮城県気仙沼ブロック南三陸処理区において、特許技術「鋼製コンベアによる重機選別」を使用した津波がれき処理選別業務(JV: 清水・フジタ・鴻池・東亜・青木あすなろ・錢高・浅野)に従事 | 23万t |
2013年6月 | 南三陸町で地元JVと共同でコンクリートがら処理を実施 | 30万t |
福島県
年月日 | 内容 | 処理量 |
2014年2月 | 中間貯蔵受入分別施設にて、三連・鋼製コンベア、ウォータージェットカッター技術を使用したフレキシブルコンテナ破袋工程実証実験を実施(清水建設㈱) | |
2016年3月 | 大熊町保管場における花兄園鶏舎解体工事を実施(鹿島JV) | |
2016年7月 | 福島第一原発がれき撤去作業に従事 | |
2016年8月 | 福島支店を開設(広野町) | |
2016年9月 | 楢葉町で放射能汚染による東京電力保管車両の洗浄業務を実施 | |
2016年10月 | 大熊町で中間貯蔵施設における汚染土壌分別業務(1期大熊2工区および2期2工区、清水JV)に、特許技術「鋼製コンベアによる重機選別」の設置工事を実施、大熊工区は2017年10月~、2期2工区は2018年7月より運転開始 | 289万立米 |
2016年12月 | 東京電力社員寮建設のための造成工事を大熊町で実施 | |
2017年11月 | 福島第一原発内で特定業務に従事(清水JV) | |
2018年1月 | 福島第一原発カバー解体作業を実施(清水JV) | |
2019年6月 | 大熊町東平保管場建設用地内家屋解体工事に従事 | |
2018年10月 | 大熊町で中間貯蔵施設の汚染土壌分別業務(3期4工区、清水JV)に特許技術「鋼製コンベアによる重機選別」の設置工事を実施、2019年8月より運転開始 | 171万立米 |
2019年8月 | JAEA楢葉遠隔技術センター試験場にて、実規模試験体解体に従事 | |
2022年6月 | 大熊町中間貯蔵施設1期大熊2工区の一部施設解体を実施(清水JV) | |
2023年4月 | 大熊町中間貯蔵施設2期2工区の一部施設解体を実施(清水JV) | |
2023年4月 | 大熊町中間貯蔵施設3期4工区の一部施設解体を実施(清水JV) | |
2024年8月 | 福島支店を大熊町に移設 |
福島県大熊町中間貯蔵施設


2016年5月
福島県大熊町
中間貯蔵施設準備工事
放射線量3.27マイクロシーベルトのなか、鶏舎内13万羽のニワトリの除去と鶏舎の解体工事を実施。
令和6年 能登半島地震 支援活動



(一社)被災地復旧支援重機ネットワークは令和6年1月1日に発災した能登半島地震に発災直後から珠洲市へ赴き現地のニーズを判断し、道路啓開、自己循環式バイオトイレの設置や倒壊家屋内の家財撤去、土砂崩れのがれき除去を行いました。